キャサリン ゲーム全体の感想

とりあえずキャサリンの感想を書いてみました。
当初は未プレイの人でも見られるものを目指していましたが、
既プレイ者向けな内容へと成り下がりました。精進したいです。
既プレイ者なら見て「あー、あるある」思ってくれると信じています。

結構批判的な感じです。
やり込んだが故の愛です。

この記事はですます調にしていません。
モノの批評という要素があるせいか、書いていたら自然と上から目線になっていきました。
ブログの文体を揃えないのもどうか思いましたが、
苦労しつつも気持ちを乗せて書いたので、直さないことにしました。
ぶっちゃけ面倒なだけです。

ストーリー、音楽、難易度、操作性、
グラフィック、要望点、総評
という項目を用意して箇条書きでつらつらと無駄に長い記事に仕上げました。

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CIMG5808.jpg
かなり適当なあらすじ
巷では『夢の中で死ぬと本当に死んでしまう』という噂が広まっていた。
主人公のヴィンセントはそんな悪夢を見始めた者の一人。
夢の中で崩れる山を登りきり、眼を覚ます。

寝ぼけまなこで恋人との会話。付き合いの長い彼女は結婚を匂わす。
まだまだ自由でいたいヴィンセント。
行きつけのバーで深酒をした翌朝、ベッドには見知らぬ女の子。

毎夜見る、悪夢。
二人のキャサリン。
ヴィンセントの運命や如何に。


バーで会話などを行うADVパートと、
崩れていく山を登っていくパズルパートで構成される。

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ストーリー
牽引力がある展開だが終盤がイマイチ。

CIMG5105.jpg
・結婚前の男性の揺れる心理を描いている
結構珍しいテーマのゲームであると思う。
修羅場がたまらなく楽しい。他人の不幸は蜜の味。

・深そうに見えてそんなに深くない
結構あっさりしているし、拍子抜けだったかも。
真相の所ではもっと盛り上げても良かった気がする。

・雰囲気の良さ
バーや友人達との語らいなど大人な雰囲気は良く出ている。
この場に居たいと思った。

・マルチエンド
基本ストーリーに変化はなくエンディングのみが変わる。
なので話の流れ上、違和感を覚えるエンディングがある。

Cトゥルー&ノーマル、自由トゥルー&ノーマルのエンディング変化が
追加アニメーションの有り無ししか差がないので水増しを感じた。

・選択肢の必要性
メールなども出すことが出来るが基本ストーリーは変わらないため、
選択肢の必要性をあまり感じられなかった。
マルチエンドへの期待は大きかったので残念。


・恋人キャサリン(K)
CIMG7634.jpg
ヴィンセントと違い、堅実で現実を見ている女性という印象。
ゲームの場面だけ見ているとめんどくさい女。
Kに限らず人物に対する掘り下げがほとんどないため深く感情移入が出来なかった。
短編の小説を読んだ後の物足りなさというべきか。

もっと彼女が可愛いと思える場面が欲しかった。
ノーマル→トゥルーの順でエンディングを見るとよい。
エンディングを見るとなんだかんだで良かったと感じる。

・浮気キャサリン(C)
CIMG7022.jpg
自由で奔放な女の子。十分すぎる魅力を備えている。
結婚という現実から逃れるのにはうってつけの魔の手。
話の流れ上彼女のルートにいくのはイマイチ。
ただトゥルーのCのかわいさは評価する。
こふいふのを萌へといふのであらう。

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音楽
クラシックのアレンジが中々良い。EDがインストなのはちょっと残念。

・ADVパート
バーを中心としているためかしっとりとした大人しい曲が流れている。
あまり記憶に残らなかったが、雰囲気には合っていたと思う。

・パズルパート
クラシックをアレンジした曲が流れる。
有名な曲を採用しているからか耳なじみが良いし、ノリよくアレンジされている。


気に入った曲を4曲ほど。

・ステージ4『子フーガ ト短調』
スネアドラムの音が凄く良かったので。良かったのドラムの音かよ!?と言われそうだが、
この曲のスネアの音の抜けは滅茶苦茶良いと思う。「ぽーん」に注目してみよう。

・ステージ9『アルルの女 第2組曲 ファランドール』
最後にできた曲だとか。
ギターがギュンギュン効いているイントロがお気に入り。

・アルター(バベルステージ1)『HEN to HEN』
謎のオサレラップ。挑戦回数も相まって耳に残る曲。
聴き過ぎで且つ、結果が中々出せないイライラのため飽きてしまった不遇の曲。

・オベリスク(バベルステージ3)『Stage』
壮大で宇宙っぽさを(勝手に)感じた曲。こういう系統の曲は結構好き。
ロックバンドのMUSEっぽいって思ったのは自分だけだろうか。

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難易度
難しめ。

CIMG6116.jpg
・解法がわかるまでは苦しむことになる
わかればスラスラ進めるようになるのでそこが面白さといえる。
死んで覚えるのが前提なのに、リトライ制限などがあるのは不親切だと感じた。
後半のステージはリトライ数を増やす枕がそこかしこにおかれているのでゲームオーバーにはなりづらくなる。
時間制限が短めなステージが多く、考える余地が欲しいと感じた。


・各ボスの攻撃の理不尽さ
攻撃がウザイし、なにより視点カメラが勝手に動かされるのでやりづらい。
カメラの改善だけでも不満が大きく変わると思う。

・イージーでも難しい?
難しいという声が多いようだが、
自分はノーマルクリア後にイージーへと進めたので難しいとは思わず簡単だと感じた。
石配置は楽だし、UNDO機能(一手前に戻る)があってどこが難しいのかと思ったくらい。
ただノーマルに苦戦させられて、相当数のプレイを繰り返していたのでそのおかげかと。

イージークリアからノーマルに進んだ人も初回プレイほどの難しさは感じないと思われる。
クリア出来ていれば有る程度のテクニックが身についているはず。
いかにコツをつかめるかがゲームを進めるカギと言える。

・スーパーイージーモード
難しいというユーザーの声が殺到し、それを受けてパッチとして配信されたモード。
とにかくクリアしたい人向け。

イージーで苦戦している方はスーパーイージーモードを導入する前に
UNDO機能を駆使してみて欲しい。

最大9手前まで戻せるので致命的な組み方してしまった場合でも回避をしやすいし
ボスの攻撃も来る前に戻せるので、対策が出来る。
ラストステージの石変化も上手く使えば簡単にジャンプ石を出せる。
プラチナ取得後UNDOをフル活用してイージーに挑んだら、簡単すぎて笑いが漏れた。

スーパーイージーでクリアしてしまうとゲームの面白みが全くなくなる。
導入するくらいなら、プレイ動画を見て自分で動かしてクリアするべき。

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操作性
やや悪い。

・右スティックでのカメラ操作の自由度のなさ
奥行きも利用するタイプのパズルで、カメラを背面までまわせない意味が解らない。
場所によってはどこにいるのかわからなくなる。(プレイヤーキャラの位置がカメラに収まらない)

・石の奥側に回ると(スパイダーを行う)操作が反転する
素早く動きたいのにこれのせいで動けない時がある。

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グラフィック
良い。HDゲームとアニメーションの相性の良さを痛感。


アニメパートのクオリティは高いし、
CGに切り替わっても大きな違和感を覚えなかった。
体験版でアニメーションの質の良さを感じたことが購入の決め手だった。
グラフィックに対する期待は裏切られなかった。

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本編以外の要素

○バベルモード
CIMG7628.jpg
ランダム生成の山を登っていくモード。
ノーマル以上の難易度でゴールドプライズを一定数獲得することで、ステージが増えていく。


時間制限、特殊石の存在などはあるものの、
ボスの攻撃等、妨害要素がないのでパズルに集中できて面白い。
アルターに関してはタイムアタックキャンペーンもあったので相当のやりこみを行った。
最初はどうクリアすればよいかと途方にくれたが、コツをつかめば意外といける。

ただアクシス・ムンディのように無駄に長いステージは止めて欲しい。
再挑戦する気力が削がれる。
ペアモードで難易度が下がるので一応のクリアは可能。
記事にはしていないが、オベリスクのシングルクリアは達成できた。


もう少しいけるかもという思考が再プレイへの中毒性になっている。
一番やりこんだモードだと思う。無理ゲーだと思っていたけど面白かった。


○コロシアムモード
オフライン専用の対戦モード。本編クリアで開放される。

内容を確認しただけで特にプレイしていないが
少し上の位置に先に登って、そこから登ってこられないように妨害してしまえば
勝ててしまうと思うのだが、どうなのだろう。
実力差が(というよりやりこみの差)が大きく出て面白くないのでは。

単純に石配置、降り方が同じ山を2つ用意して(画面分割)どちらが早く登れるか、
というルールの対戦があっても良いと思う。
オンライン対戦がしたかった。


○ラプンツェル
CIMG6146.jpg
本編と似た操作性で遊べるミニゲーム。
石を動かす回数が決まっている、ゴールを下げてはいけないという制限があるものの
時間制限はないため本編と違いじっくり考えることができる。
時間制限はないものの今度はロジックに追われることになる。

表64ステージ、裏64ステージ、併せて128ステージの大ボリューム。
正直言ってステージ数がありすぎて飽きた。この労力を本編に生かしてくれませんかね。
全64ステージでも多い気がする。
裏ラプンツェルに突入した時点で飽きているのに、
裏は縦に長い構成のステージが多くてだるかった。


短くサクッと終わるステージがもっと有っても良いと思う。
全体的に冗長的なステージが多い印象。

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その他要望点、改善点
・ロード時間の長さの短縮
ロードは長く、気になるレベル。パズルパートを飛ばすとより長く感じる。
話だけみたいというときにゲーム起動の意欲を削ぐ。

・アニメパートや一枚絵を鑑賞するモードが欲しい
せっかくクオリティが高いものなのに、見るまでがいちいち面倒。

・ジュークボックスの曲をバベルなどのモードで掛けられるように
ストレイシープ内でしか掛けられないのであまり意味がないと思う。ほとんど使わなかった。
トロフィー数で聴ける曲が増えるというのはよいと思う。

・プラクティスモードが欲しい
時間に追われず、特定の段階から始められればなおよし。

・難易度変更を容易に
ストレイシープ内でしか出来ないのは不便。
悪夢内でのセーブしかない場合、難易度変更が効かない。

・再挑戦は好きなステージから出来るように
ステージ9などのようにステージが多いもの(9は全部で6ステージ)を通してプレイするのは大変。
再挑戦だと途中セーブができないのはどうなのか。

・UNDO(一手前に戻る機能)
イージーだけの機能というのは勿体無い気がする。ノーマルにもあってよいと思う。

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初回クリア時間
20~25時間
難易度ノーマルで各ステージの最高評価である
ゴールドプライズの獲得を行っていった(ステージ9を除く)ので、
他の人よりは明らかに時間が掛かっていると考えられる。
クリアだけなら15時間前後?

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総評
ADVパートは映像のクオリティが高いし、
役者陣の演技も良いので物語に引き込まれた。
話が見たくて難しいながらもパズルパートを必死こいてクリアして行った。
終盤の展開が微妙であるとは思ったが、牽引力の強さがあると思う。

ただ割合的にはパズルパートがメインで、ADVパートはおまけであるので、
ADVパートを期待していると肩透かしを食らうかもしれない。
(自分はなんだかんだでゲーム全体を楽しめたが)


ゲームの難易度は高いものの、コツをつかんだ後の爽快感は良い。
進め方が解ると詰まっていた箇所を、嘘のようにサクサクと進むことができる。
やり方に気付くか気付かないかが面白さの明暗を分けると思う。



面白いことには面白いが駄目な点も散見される。
リトライ必死のゲームでリトライが有限で面倒だったり、
特定の場面でしか難易度変更ができなかったり、
これが出来ないの?という部分が目に付く。


全体的に良いものが揃っているが、
色々ともう一歩が足りないゲームだと感じた。
尖っていて決して、万人向けではない。
本質がわかるまで遊んでいられる人にとっては面白いゲームになると思う。
自分に対してSな人向け。

シリーズ物がリリースされるゲーム業界の中、
単発タイトルを出してきた心意気を買う。


以上、
文句を垂れながらも、プラチナトロフィー取得まで遊んだ人間の感想。

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個人的評価(5段階)
☆☆☆(星3つ)



※特典CDはパズルパートで流れるクラシックアレンジが収録されています。
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この記事へのコメント

- がき - 2011年03月18日 07:24:35

いつのまにかオベリスクまで(何人くらい登れてますか?)。

あんなにやりこんで☆3つとは。辛口ですね( ̄∀ ̄)

Re: タイトルなし - オタケ - 2011年03月18日 15:30:25

>>がきさん

> いつのまにかオベリスクまで(何人くらい登れてますか?)。

アルターのプレイメモを作ろうと思って
やりこんでいたときになんとなくオベリスクに挑戦したら行けました。
タイムは16分くらいでした。

何人クリアしてるのかは見て無かったです(オフラインでやっていたので)
気になったんで後で確認してみます。
慣れたプレイヤーも増えてきていると思うので結構居そうですね。

> あんなにやりこんで☆3つとは。辛口ですね( ̄∀ ̄)

ゲーム自体は楽しんで遊んでいましたが、
やりこんだが故に引っかかる点が多くて気になったというのが大きいです。

不便でストレスが溜まる仕様が多く、
勿体無いと思わされるところが多かったです。
☆4にしないのはその辺が起因しています。

駄作というに及ばない面白さ、
良作というに及ばない不便さ。

もうちょっとが欲しかったですね(^^;

Re: タイトルなし - オタケ - 2011年03月18日 22:36:30

>>がきさん

記録を調べてみました。(18日22時現在)

・アルター
5分切り→131人。自分は11位から27位に転落していました。
1位は4分24秒。早すぎです。信じられません。
1000位は7分6秒。
安牌なのは変わりません。
タイムアタックはもうやりたくないのでこの記録でいいです(--;

・メンヒル→1000名以上。
1000名以上はランキングにカウントされません。


・オベリスク
シングル→245名。
ペア→124名。

・アクシス・ムンディ
シングル→17名。
ペア→104名


オフラインででクリアしたという人もいると思うので
(自分もオフでやったのがありますし)
クリア者はもっと居るでしょうけど、少ないですね(-口ー;

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(2016/07/05更新)
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